Northグループ年度レビューおよび精算保険料

各社保険部門、ご担当者、保険ブローカーの方々、ならびにメンバー各位

弊クラブの、2019年2月20日に終了した会計年度の財務諸表を承認するため、理事会は2019年5月23日にダブリンで会合を行いました。

様々な点で、2018年はクラブの発展における画期的な一年であったと言えます。99%の契約維持率によって、P&Iの総トン数が2憶トンを上回り、FD&Dの総トン数が1億5,000万トンを超過したのは初めてのことです。

2019年2月20日に終了した会計年度におけるクラブの任意準備金は、3%増加して4憶6,300万米ドルとなり、2.45%の投資収益の貢献により、全体で1,260万ドルの収益黒字となりました。弊クラブはスタンダード＆プアーズ社のリスク調整後モデルを用いて自社資本を引き続き「トリプルA」のレベルで査定し、「A」（安定）のレーティングを15年連続で保持しました。

弊クラブが、引き続き困難な市況にあるメンバーの皆さまをサポートする中、継続する保険料率の希薄化と不安定なクレーム環境という背景に抗して、当該年度における全体のコンバインド・レシオが105%という結果は容認できるものであると言えます。しかしながら、同結果は、クラブの多角化された収入の流れから引き出された、経済的な利益によってのみ可能であったことを申し添えます。

弊クラブにおける多角化の戦略が適切なものであり、メンバーの皆さまへの長期的な利益になるものと、私共は固く信じており、賢明かつ熟慮された方法にてそれを運用していくことをお約束致します。私共は特に、再編と発展の期間を経てサンダーランドマリンが安定化し、弊クラブの任意準備金に相当な貢献を行ったことを喜んでおります。

全体として、私共は自社の結果に満足しており、この機会に弊クラブのメンバー様、共同保険者様、ブローカー様と事業パートナーの皆さまから継続的なご支援を賜りましたことに感謝を申し上げたく存じます。

2019年の年度レビューは現在、弊クラブウェブサイトより閲覧とダウンロードが可能です。また、財務諸表および理事会からの報告とバミューダ財務諸表は追って公表される予定です。

精算保険料

また、理事会はP&IとFD&Dそれぞれのクラスにおける精算保険料も見直し、以下のように設定すべきと決定しました：

POLICY YEAR                       P&I CLASS                           FD&D CLASS

保険年度　　　　　　 P&Iクラス　　　　　 FD&Dクラス

2019/20                                15%                                        15%

2018/19                                5%                                          5%

2017/18                                0%                                          0%

2016/17                                0%                                          0%

ポール　ジェニングス

チーフ エグゼクティブ／ エグゼクティブ　ダイレクター